私の方は年末直前にインフルエンザに罹ってしまい、新年に向けての出鼻をくじかれたところでしたが、逆に「来年の厄を今のうちに受けることができてよかったかもしれない」と前向きに捉えて新年を迎えました。
昨年末からメインで使用していたノートPCが不調を訴え始めてきていたので、年始から確定申告終わりまでには新しいPC買わないとなぁと思っていました。なので、年末あたりから次のPC候補の物色を始めていました。
今回の選定に当たってのノートPCの基準
私の場合、必ずといっていいほど以下のような基準でPCを選定しています。この基準を外さなければ、持ち運び等しても大抵3年は絶対に頑張ってくれます。
※現在メインのマウスコンピューターのノートPCは約4年頑張ってくれています。引退直前ですが、基板等がいかれてしまうまでは使う予定です。
- 価格は最低10万円以上20万円以内
これには根拠があって、大体10万円を超えると買った当時の最も使いやすいPCが手に入りやすいです。10万円切った商品はあまりいいパフォーマンスを発揮してくれません。私の場合はいつも税込みで15万円以上の機種を買うことが多いです。
20万円以内というのはいつもそこまでで予算を組んでいます。 - OSはWindows 10 Pro
これは開発に必要なコンポーネントなどを使用するのにWindows 10 Proが必須になるからです(Hyper-Vなどで仮想PC環境を構築したり)。なのでWindows 10 Homeは選択できません。
つまり、この要件を満たせないあるいは選択できないPCは除外されます。
※一応Homeでも、あとからProにアップグレード可能です。ですがコストが割高になるので最初から選べた方がお得感があります。販売元の構成によりますが、5~8000円前後の差額でProにアップグレードできます。 - CPUはインテルならCore-i5以上
最近でしたらCore-i3とでも2コア4スレッド以上の構成になってきていると思うので、もしかしたら開発の使用に耐えられるかと思うのですが、個人的にパワー不足を感じることが多くありました。 - メモリは16GB以上
ソフトウェア開発では必須。これ以下のPCは基本どんなに評判よくても除外。最近は固定されてしまったりして増設すらできない機種も増えてきました。なので、最初から16GB以上ないと厳しいです。 - 起動SSDは512GB以上
以前は256GBでもなんとかなるかなと思いましたが、いろんな言語で開発していくと、コンポーネントや開発ツール以外でDBサーバーとかのアプリケーション入れたらあっという間に足りなくなります。
HDDはあくまで開発コードの保存用ストレージ以外の用途は考えません。起動用としてはもう考えられないです。 - 画面サイズは15.6インチのフルHD以上
現在のメインPCは14インチで2Kサイズという珍しい構成でした。解像度が高く、広くて使えてよかったかなと思ったのですが、表示される文字が小さすぎて大体18ポイントに設定するなどして拡大を余儀なくされていました。齢40を超えると正直つらくなってきました(苦笑 - できれば最新のテクノロジーが何か一つ入れておく
これは使う期間を考えてのことです。フリーランサーとして働いていると1台PCを買ったら資産償却の関係で最低4年は使います。その使用期間を考えて、数年経った時のスタンダードになるような機能が盛り込まれているのを選んでおくと困ることは減るかなと思います。 - 何かしら拡張が可能なものを
これも重要なところで、できれば内蔵の部分に焦点を当てて増設できる余地はあるか考えておくといいと思います。
私の場合は必ず「メモリ」と「ストレージ」が交換できるかを確認しておきます。前述しましたが、今のPCだとメモリもストレージも固定で交換できない機種も増えているので、いざというときのトラブル対応に手も足も出せない状況になるのは避けたいという理由もあります。
上記のような基準で、今回もノートPCの選定をしました。
ちなみにデスクトップPCは場所をとるし動かせないという理由で選定に入れていません。
今回選んだパソコン
今回はメーカーからいろいろ候補がありましたが、以下の5社にまず絞りました。下記メーカーはどれもハイスペックPCと呼べるゲーミングPCを用意しています。
- ASUS
- MSI
- DELL
- マウスコンピュータ
- サードウェーブ(ドスパラ)
この中から前述の条件から外れるメーカー出てきます。
残念ながらASUSとMSIはOSを選べないので除外されました。
残念ながらASUSとMSIはOSを選べないので除外されました。
次に価格帯でDELLが外れました。さすがに30万以上のスペックは求めていません(苦笑
残るは以下の2社に絞られました。
- マウスコンピュータ
- サードウェーブ(ドスパラ)
この2社で要件を満たすとなると、15万円前後位でいい機種がありました。
※詳細な写真等は下記ページや後述するレビューサイトをご確認ください。
- マウスコンピュータ
- サードウェーブ(ドスパラ)
上記の2機種はどちらも税抜き15万円。OSをWindows 10 Proに変更可能。金額もどちらも約6000円で変更できるので、大して差はなさそうです。なので、細かいところでベースのスペックを確認しました。
※詳細なスペックや増設性などを調査するのに「the 比較」というレビューサイトを主に参考とさせていただきました。このサイトはマシンの実際の使用状況に近付けてレビューされています。
- NEXTGEAR-NOTE i5565 のレビュー
https://thehikaku.net/pc/mouse/19nextgear-note-i5565.html - GALLERIA GCR1660TGF-QC のレビュー
https://thehikaku.net/pc/dospara/19gcr2070rgf-qc-gcr1660tgf-qc.html
これらのレビューを確認していくと、以下のような違いが見て取れました。
- 拡張性
- どちらのPCもメモリとSSDはあとで拡張できる。
- マウスコンピュータの方が2.5インチHDDも拡張できる。
- バッテリー
- サードウェーブの圧勝。マウスコンピュータの約2倍はバッテリーのみで利用できる。
- 2.5インチHDDのスペースを潰してすべてバッテリーに割り当ててる感じ。
- ディスプレイ
- サードウェーブは144Hz駆動の高性能ディスプレイを搭載している。
- Wi-Fi & Bluetooth
- サードウェーブはまだ新しい規格のWi-Fi6(IEEE802.11 ax)をサポートしている。
- どちらもBluetoothはVer.5をサポート。
- キーボード
- マウスコンピュータは「フルサイズ」
- サードウェーブは「テンキーレス」
- 個人的にテンキーいらない派。
- 静音性
- マウスコンピューターの方が静音性は高そう。
- メインでゲームをするわけではないので、特に困ることはなさそう。
- 電源
- マウスコンピュータの方が若干薄い?
- 厚さ以外のサイズはあまり変わらなそう。
- 消費電力はサードウェーブの方が若干多め。
- どちらも重量的には変わらないっぽい(どちらも約600g)。
- 本体重量
- サードウェーブの方が軽い。
- 約300~400g(缶ジュース1本分)の違いは、持ち歩きを考えるとかなり左右する。
- そのほか
- サードウェーブのPCは「インテルと協業」して製作したモデル。
上記のような違いをいろいろ考えてみた結果、ちょっと他よりも優位な点が多いサードウェーブの「GALLERIA GCR1660TGF-QC」を選ぶしかないなとなりました。
個人的な決め手は以下の通り。
- 軽い!(今使ってる14インチの機種よりも軽い)
- Wi-Fi 6対応!
- テンキーレス!
- ディスプレイが高性能!
しばらくは確定申告もありますので、そちらの作業を優先にしてちまちまと整えていきたいなと思います。
簡単に使ってみた状況ですが全然軽いです。速いです。静かです。CPU使用率は特に顕著で、いろいろウィンドウとか開いていくと結構うるさい(CPU使用率が跳ね上がる)ものなんですが、サードウェーブPCの方は今のところそこまでうるさく動いているということは少ないです。
メインで使用しているPCは常に使用率が50%を超えたりしてファンがよく回っていたりしているんですが、サードウェーブPCではそこまで回らず静かなものです。
現在メインで使用中のノートPCのCPU使用率 |
ドスパラPCのCPU使用率 |
2コア4スレッドから6コア12スレッドと、処理できるパイプが3倍になったのもあるんでしょうけど、快適になっています。
次はSSDの増設、メモリも換装したいなと考えていますが、それはおいおいで。
3~4年も使用すると、ノートPCなどはメインフレームなどにひび割れが出てきたり、ディスプレイが点滅し始めたりすることがあって見た目からして「そろそろやばいかも」という雰囲気になってきます。
みなさんもその点も含めて、5年以上お使いのPCは買い替えを考えた方がいいかもしれませんよ。
追記
以下は、2020/02/13追記しました。
CPUの性能比較を調べていたら、ありがたい記事がありまして。
今まで使っていたPCと新しいPCのCPUベンチマークスコアがありました。
- 現在メインのマウスコンピュータのノートPC
Core i7 4510U 3930 (2GHz 最大3.1GHz 15W 2コア 4スレッド) - 新しく買ったサードウェーブのノートPC
Core i7 9750H 13650 (2.6GHz 最大4.5GHz 45W 6コア 12スレッド)
青文字がベンチマークスコアなんですが、単純比較でもスコアが約3倍もありました。
コア数に比例してスコアが良くなっているのがよく分かりますね。ここまで単純にほぼ整数倍でスコアが変わっているのも面白いです。