今回紹介するイヤホンは中国のセラーであるKinboofi(キンボファイ)さんのMK4というモデルです。
職人さん手作りで生産量も少ない上(1回の入荷でも多くて10個程度)、入手経路もAmazonくらいしかないため国内流通量は現状100本も流れていないと思われる製品です(2018/10現在)。
基本情報
- メーカー:Kinboofi(キンボファイ)
- 製品名:KBF MK4(スイッチなし/クリアモデル)
- スペック(Amazon販売ページより)
- ドライバー構成:4BA(1 Low, 1 Mid, 2 High) / 3 Way
- インピーダンス:30Ω
- 音圧感度:114db
- 応答周波数:20Hz-20000Hz
- ケーブルの長さ:120cm
- スイッチ:無し
- 本体カラー:クリア
- イヤーピース:適合するコンプライのシリーズはT-400 or T-500, Sony製イヤーピース、JVC スパイラルドット(イチオシ)、final Type Eも使用できます。
※主観として、Sonyのトリプルコンフォートですが、MK4の軸がSony製イヤホンより太いのもあり先端の感触がかなり固めのゴツゴツする感触に変わるので、あまりお勧めは出来ません。コンプライはT-400の方がしっかりはまる印象です。
製品外観
製品が届いて、まず目に飛び込んできたのがなかなかにステキな外箱です。この中にイヤホン本体、イヤホンケース、イヤホンケーブル、イヤーピース5種が含まれています。
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ステキな外箱 |
イヤホン本体もブルーを基調としたレジン製でとても丁寧な作りとなっています。Kinboofiのロゴと文字も金色が基調で良いアクセントになっています。実際の装着も違和感はありません。Shureなどの耳かけ式でイヤホンを装着している方は問題なく装着できるかと思います。
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外箱の上にイヤホン本体を |
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付嘱の8芯銀メッキ銅ケーブル、イヤーピースはJVCのスパイラルドットとの組み合わせ |
イヤホンの構成は、4BA(低音1、中音1、高音2) / 3 Way構成でBAは有名な米Knowles社(低音、中音)と中国Bellsing社(高音×2)の製品を使用しています。
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低音用BA Knowles CI-22955 |
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中音用BA Knowles ED-29689 |
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高音用BA Bellsing 30095 |
楽曲試聴
試聴環境
- DAP:Sony NW-WM1A
- 接続:アンバランス接続
- 音量:50 / 120
- 使用イヤーピース:JVC スパイラルドット(ML)
総括
箱出しの段階でも感じましたが、試聴して全体的にパワフルに鳴らしてくれるイヤホンだと思います。
SE-535LTDだと楽曲を試聴するのに最適な
音量は60なんですが、インピーダンスが若干弱めなので音量が上がり50程度まで下げて音量は同等に感じました。
音域はバランスも良く、高音域のキラキラ感と低音域の支え、中高音域(ボーカル等)の響き、個人的にフラットに音を伝えてくれるイヤホンかと思います。感じた特徴としては、ハイハットなど高音域のキラキラ感で好みが分かれるイヤホンかと思います。試聴できる場所が国内にないのがもったいないイヤホンですね。
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純正ケーブル同等のKBF4735と接続 |
3万円を切る値段でこの音質は素晴らしいと思います。リスニング向けの製品として非常にバランス良くまとまっている製品と感じました。
その他
本製品は、別のモデルとして「スイッチあり / ブルーモデル」があるそうで、それも気になるなと思いました(低音ブーストのスイッチだそうです。最近スイッチ2つにマイナーチェンジしたそうです)。
ざっくり感覚のレビューは「君影草」でAmazonに投稿していますので、お時間があればご確認ください。
楽曲試聴レビュー、まだ書けていません。もう少しお待ちください。
商品情報
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