2018年10月12日金曜日

NW-WM、NW-ZXシリーズ ファームウェアバージョンアップ

一部のユーザーの方はお気付きかと思いますが、「NW-WM1Z / NW-WM1A / NW-ZX300」のファームウェアがバージョンアップし、3.0になりました。
https://www.sony.jp/walkman/info2/20181004.html

私のNW-WM1Aも早速バージョンアップさせて、色々試しています。
バージョンアップしました。
Sonyの公式アナウンスによると、以下の点が主なバージョンアップの内容のようです。

  1. 「USB-DAC機能」を追加
  2. 「Bluetoothレシーバー機能」を追加
  3. 「バイナルプロセッサー」を追加
  4. 再生画面表示にデジタルピークメーターを追加
  5. アルバムのカバーアート画像の手動追加に対応
それぞれ機能について、ざっくりレビューしたいと思います。

USB-DAC機能

NW-WMシリーズユーザー待望のUSB-DAC機能がようやく追加されました。NW-ZX300にはすでに実装されていた機能ですので特に説明は不要かと思いますが、パソコンの音源をNW-WMシリーズの優秀なDAC機構を通して聴くことが出来ます。
バージョンアップ後のトップ画面。
左上にUSB-DACのボタンとBluetoothレシーバーのボタンが追加。
ファームウェアのバージョンアップ直後にトップ画面を見ると、左上に「DAC」と表記されたボタンがあります。これをタップするとUSB-DAC機能を使用できます。
USB-DAC機能有効中の画面
この機能は、NW-Aシリーズでも搭載されているので馴染みの機能ですが、DACとして優秀なNW-WMシリーズを使用できるのは魅力的ではないでしょうか。出力のパワーが倍くらい違いますしね(Aシリーズが35mWに対してWMシリーズは60mW)。普段鳴らせなかったイヤホンも鳴らしてくれるでしょう。

Bluetoothレシーバー機能

個人的に、一番欲しかった機能だったりします。要はNW-WMシリーズを通して、Apple Musicなどの音源をiPhoneと接続できるようにして聴けるようにした機能ですね。
Bluetoothレシーバー機能への切換は、トップ画面にあるUSB-DACボタンの横にあるNWが電波を受信しているようなボタンをタップすると使用できます。
iPhoneと接続した際のBluetoothレシーバー機能画面
レシーバー機能を有効にすると、Bluetoothのペアリング設定画面が表示されるので、接続したい端末とペアリングさせます。一度設定するとiPhoneの場合はレシーバー機能を有効にした時にすぐ再接続してくれますので便利です。
この機能、何が良いかというとiPhoneなどでしか再生できなかったApple MusicやAmazon Musicの楽曲をBluetoothを通して、NW-WM1Aの高品質回路で楽曲を聴けることです。

蛇足

無茶すれば音ゲーも可能ですが、ディレイ設定はプラス側に10程増やしておけばいいかもしれません(ミリシタの場合)。併せてミリシタの場合は操作音を出力しない方が良いです。えらい遅れてタップ音とか聞こえてきて気持ち悪いです。
※要は、余りおすすめしないよって事です。やはり音ゲーとかは有線が一番確実。

バイナルプロセッサー機能

バイナルプロセッサーは、新しい音質調整機能です。
「各種音質設定」にメニューが追加されています。
バイナルプロセッサー設定画面
選択するとアナログレコードの再生しているような音質に出来るそうです。
選択できる音質は以下の4種類です。個人的に「サーフェスノイズ」という設定が気に入っています。
  • スタンダード
  • アームレゾナンス
  • ターンテーブル
  • サーフェスノイズ

再生画面表示にデジタルピークメーターを追加

再生画面の表示パターンにデジタルピークメーターが追加されました。
「設定」メニューから「再生画面切り替え」を選択すると「デジタルピークメーター」が追加されています。
「デジタルピークメーター」を選択すると、アルバムアートの上にデジタルピークメーターが追加された表示に変わります。
アルバムアートの上にピークメーターが追加される

アルバムのカバーアート画像の手動追加


この機能はアルバムアートを楽曲ファイルに埋め込むことなく表示できる機能です。詳細については、以下Sonyへのリンク先のヘルプガイドを確認してください。
ポイントは、表示したいアルバムアートのファイル名をアルバムのフォルダー名と同じにすることです。

今回のバージョンアップに伴い、Music Centerもバージョンアップされて、随分見た目が変わりました。今後もSony製品からは目が離せませんね。

2018年10月9日火曜日

イヤーピース 互換メモ

色々と忘れてしまうことがあるので個人的なメモですが、各種イヤーピースの互換性を書いてみました。
イヤホンメーカー別で自分の手持ちとか記憶で使用できるものを記載しています。
まだ、レビュー書いてない中国のイヤホンメーカーとかも記載してたりしてます。

Shure

  • コンプライ:100シリーズ(T-100, Tx-100, Ts-100, Tsx-100など)
  • final:Type E
  • Spinfit:CP800

Sony

  • コンプライ:200シリーズ
  • final:Type E
  • Spinfit:CP100

Voza、TRN、KZ、Kinboofi

  • コンプライ:400シリーズ
  • final:Type E
  • Sony:純正イヤーピース各種(トリプルコンフォート含む)
  • JVC:スパイラルドット

JVC

  • コンプライ:500シリーズ
  • JVC:スパイラルドット

Pioneer

  • コンプライ:600シリーズ
  • Spinfit:CP155

個人的使い回し度ランキング

  1. final Type E
  2. JVC:スパイラルドット
  3. Sony:純正イヤーピース
  4. Sony:トリプルコンフォート

所感

  • 思っていたよりも、finalのType Eの軸が伸びて色々なサイズのイヤーピースとして代用出来るのは嬉しい発見でした。まさかShureの細軸でもしっかりホールドできるとは思いませんでした。Sonyの純正はゆるゆるだったのに。いざとなったらfinalのイヤーピース買っとけば、色々使い回しできるぞということで。
  • KinboofiとかVozaは比較的太いんですけど、Sonyのイヤーピースが使えます。ただし、軸がSony製品よりも太いので、トリプルコンフォートの場合は従来の柔らかさが阻害されて硬い印象を受けますので、使用する際に注意が必要です。
  • スパイラルドットは少し太い軸のイヤホンには色々使い回せそうです。
  • Pioneerは選択肢なさ過ぎで、純正はカスタマーサービスからの通販でめんどくさいので、入手可能なところで言えば記載の通りコンプライかSpinfitの2択です。どんだけ軸ぶっといのって話。
主に記憶に頼って書いているので、間違っているのがあれば適宜編集します。

2018年10月1日月曜日

イヤーピースについて

今回は、案外見落としがちなイヤーピースについて書いておこうかと思います。

カナル型のイヤホンを使っていて、忘れがちなのがイヤーピースの選択です。耳の穴のサイズは十人十色です。私自身、どうやら左右のサイズが微妙に違っているようで、イヤーピースのサイズ選びにいつも悩んでいます。
機会があれば、カスタムイヤーピース作ろうかなとか考えたりしています。

イヤーピースの選択がどうして大事なのか

もしサイズが適切でないイヤーピースを選んでいることは、イヤホンメーカーが想定して提供している音を聞き逃していることに他なりません。また、ご自身の大切な耳を守ることが出来ていない可能性があると言うことです。
私の場合、インピーダンスが高い(300Ωとかの)イヤホンとかでない限り、通常は移動中も含めてプレイヤーで設定されている50%以下のボリュームで聴くことにしています。
それ以上大きくすると、耳に負担をかけるだけでなく難聴になる恐れがあるためです。

イヤーピースの選択

イヤーピースを選択する上で一番困るのはサイズ選択かと思います。十人十色と言われるとおり、人の耳もサイズも形も千差万別です。特にイヤホンの場合は外耳道のサイズに合ったイヤーピースのサイズを選ぶ必要があります。
まずは、イヤホンに付嘱しているイヤーピースを選んで曲を聴きながら、合っているかどうかを確認します。

確認する際のポイント

イヤーピースのサイズが合っているかのチェックポイントはいくつかあるかと思うのですが、以下のポイントを確認すると良いと思います。
チェックする際のおすすめはJ-POP等のボーカル曲が良いかと思います。ボーカル曲をお勧めするのはボーカリストのマイクがセンターに当たるのでチェックがしやすいところです。音量は必ず50%以下で確認しましょう。50%以下でも十分にチェックできます。

  • イヤホンを外す時にイヤーピースが取れてしまう。
    →サイズが大きすぎる可能性があります。1サイズ小さくしてみましょう。
  • イヤホンが奥に入っていかない
    →サイズが大きすぎる可能性があります。1サイズ小さくしてみましょう。
  • イヤーピースが抵抗なく入っていく
    →サイズが若干小さい可能性があります。若干抵抗がある方が遮音性が高まります。
  • 高音が派手に聴こえる or 低音が抜けて聞こえる
    →サイズが小さい可能性があります。1サイズ大きくしてみましょう。
  • ボーカルの中心が(左右)にズレている気がする。
    →一部の方(私もそうなのですが)では、イヤホンでの聞こえ方が頭の中心から左右どちらかにズレて聞こえてくる場合があります。これは、左右どちらかのイヤーピースのサイズが合っていない可能性が考えられます。この時は、片方ずつ耳を手で覆って音の聞こえ方をチェックしてみてください。塞いで頭の中心で聞こえるようになった場合は、塞いだ方の耳のイヤーピースのサイズが小さいため音が抜けていると考えられます。片耳だけ1サイズ大きくしてみましょう。
  • ボリュームを半分以上に上げているのに音量が小さく聞こえる
    →イヤーピースのサイズが左右ともに小さすぎるのが原因です。イヤーピースのサイズを調整して、音量を下げてから再度確認してください。

最後に

イヤホンで意外に見落とされがちのイヤーピース。私も中高生の頃はいつも標準でつけられているMサイズのイヤーピースをずっと使っていました。その後、カナル型のイヤホンを本格的に使うようになって、イヤーピースの大切さを思い知った記憶があります。
みなさんも適切なイヤーピースをセットして素敵なリスニングタイムをお過ごしください。

余談

以前、家電量販店である青年2人連れがいたのでしたが、イヤホンに詳しそうな青年が「俺、イヤホン難聴ですから!」と自慢げに語っていたのを目撃しました。
いや、お前難聴とかどんだけのボリュームで聴いていたんだよ。自分の耳大切にしろよ。難聴になったら、元の聴力は戻ってこないんだぞ。
青年、こういうお馬鹿なことを自慢気に話しちゃいかんよ。それでもって「イヤホン作りに携わりたいんです」なんてのも聞こえましたが、イヤホンメーカーは多分耳を大切にしない人間を採用しないと思うよ?

参考ブログ


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