2018年10月1日月曜日

イヤーピースについて

今回は、案外見落としがちなイヤーピースについて書いておこうかと思います。

カナル型のイヤホンを使っていて、忘れがちなのがイヤーピースの選択です。耳の穴のサイズは十人十色です。私自身、どうやら左右のサイズが微妙に違っているようで、イヤーピースのサイズ選びにいつも悩んでいます。
機会があれば、カスタムイヤーピース作ろうかなとか考えたりしています。

イヤーピースの選択がどうして大事なのか

もしサイズが適切でないイヤーピースを選んでいることは、イヤホンメーカーが想定して提供している音を聞き逃していることに他なりません。また、ご自身の大切な耳を守ることが出来ていない可能性があると言うことです。
私の場合、インピーダンスが高い(300Ωとかの)イヤホンとかでない限り、通常は移動中も含めてプレイヤーで設定されている50%以下のボリュームで聴くことにしています。
それ以上大きくすると、耳に負担をかけるだけでなく難聴になる恐れがあるためです。

イヤーピースの選択

イヤーピースを選択する上で一番困るのはサイズ選択かと思います。十人十色と言われるとおり、人の耳もサイズも形も千差万別です。特にイヤホンの場合は外耳道のサイズに合ったイヤーピースのサイズを選ぶ必要があります。
まずは、イヤホンに付嘱しているイヤーピースを選んで曲を聴きながら、合っているかどうかを確認します。

確認する際のポイント

イヤーピースのサイズが合っているかのチェックポイントはいくつかあるかと思うのですが、以下のポイントを確認すると良いと思います。
チェックする際のおすすめはJ-POP等のボーカル曲が良いかと思います。ボーカル曲をお勧めするのはボーカリストのマイクがセンターに当たるのでチェックがしやすいところです。音量は必ず50%以下で確認しましょう。50%以下でも十分にチェックできます。

  • イヤホンを外す時にイヤーピースが取れてしまう。
    →サイズが大きすぎる可能性があります。1サイズ小さくしてみましょう。
  • イヤホンが奥に入っていかない
    →サイズが大きすぎる可能性があります。1サイズ小さくしてみましょう。
  • イヤーピースが抵抗なく入っていく
    →サイズが若干小さい可能性があります。若干抵抗がある方が遮音性が高まります。
  • 高音が派手に聴こえる or 低音が抜けて聞こえる
    →サイズが小さい可能性があります。1サイズ大きくしてみましょう。
  • ボーカルの中心が(左右)にズレている気がする。
    →一部の方(私もそうなのですが)では、イヤホンでの聞こえ方が頭の中心から左右どちらかにズレて聞こえてくる場合があります。これは、左右どちらかのイヤーピースのサイズが合っていない可能性が考えられます。この時は、片方ずつ耳を手で覆って音の聞こえ方をチェックしてみてください。塞いで頭の中心で聞こえるようになった場合は、塞いだ方の耳のイヤーピースのサイズが小さいため音が抜けていると考えられます。片耳だけ1サイズ大きくしてみましょう。
  • ボリュームを半分以上に上げているのに音量が小さく聞こえる
    →イヤーピースのサイズが左右ともに小さすぎるのが原因です。イヤーピースのサイズを調整して、音量を下げてから再度確認してください。

最後に

イヤホンで意外に見落とされがちのイヤーピース。私も中高生の頃はいつも標準でつけられているMサイズのイヤーピースをずっと使っていました。その後、カナル型のイヤホンを本格的に使うようになって、イヤーピースの大切さを思い知った記憶があります。
みなさんも適切なイヤーピースをセットして素敵なリスニングタイムをお過ごしください。

余談

以前、家電量販店である青年2人連れがいたのでしたが、イヤホンに詳しそうな青年が「俺、イヤホン難聴ですから!」と自慢げに語っていたのを目撃しました。
いや、お前難聴とかどんだけのボリュームで聴いていたんだよ。自分の耳大切にしろよ。難聴になったら、元の聴力は戻ってこないんだぞ。
青年、こういうお馬鹿なことを自慢気に話しちゃいかんよ。それでもって「イヤホン作りに携わりたいんです」なんてのも聞こえましたが、イヤホンメーカーは多分耳を大切にしない人間を採用しないと思うよ?

参考ブログ


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